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PCA日刊インドビジネスニュース

2010年07月30日

[経済]

日本格付研究所のインド見通し

景気拡大もインフレ要注意

  日本格付け研究所(JCR)は28日、インド・ソブリン四半期レビュー最新版を発表した。今回の四半期レビュー概要は以下の通り。経済に関しては、実質国内総生産(GDP)成長率は2007年度(07年4月~08年3月)の9.0%から08年度に6.7%にやや減速したものの、09年度には7.4%に再上昇し。特に第4四半期(10年1~3月期)には8.6%と高成長を記録した。
  一方、前年度の悪天候による農業生産への打撃を背景に食料品価格が上昇。景気回復の影響もあり09年末からインフレ率が高水準で推移している。このため、インド準備銀行(RBI)は1月に預金準備率(CRR)を75ベーシス(1ベーシス=0.01%ポイント)引き上げたのに続き、4月にも25ベーシス引き上げて6.0%とした。また、政策金利であるレポ金利も3月と4月に25ベーシスずつ引き上げたのに続き4月にも25ベーシス引き上げて5.5%とした。インフレ圧力の動向にやや注意が必要ではあるが、内需、輸出ともに足下で堅調に推移しており10年度は前年比8%台の成長が達成可能と予測されると分析している。
  財政に関しては、公的債務対GDP比率は近年、改善傾向にあったが、補助金支出の拡大や景気下支えのための財政支出の拡大などにより、財政赤字が08年度以降、高水準で推移した結果、同比率は再び上昇傾向に転じてきた。政府は今後、財政赤字対GDP比率を09年度の6.7%から10年度の5.5%に低下させ、さらに11年度は4.8%、12年度は4.1%と低下させる計画。インド経済の今後の動向と財政赤字削減の行方、公的債務ポジションをどう改善できるか注目されるとしている。
  JCRは09年9月15日、インドの外貨建債務、ルピー建て債務ともにトリプルBプラス(BBB+)の格付けを据え置くと発表している。同時に、格付け見通し(アウトルック)に関しても、安定的(当面格付け変更の可能性が小さい)が継続されている。

出所:日刊インドビジネス

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